鈴鹿8耐の前戦であるスロバキア8時間耐久が、現地時間6月25日に開催されました。FIM EWC(世界耐久選手権)のタイトル争いも大詰めを迎えつつありますが、GMT94が勝利したことでスズキのSERTにランキングで肉薄! ますます鈴鹿8耐への注目が高まることになりました!

F.C.C. TSRホンダは残念ながら、トラブルで後退しました・・・

フランスをベースとするGMT94は、デビッド・チェカ、ニコロ・カネパ、マイク・ディ・ミリオの3名でチームを編成。レースはまず、SERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)のヴァンサン・フィリップのホールショットで幕を開けますが、その後首位争いを展開したのは2人のオーストラリア人ライダーたちでした。

F.C.C. TSRホンダのジョシュ・フックと、オーストリアをベースとするYARTヤマハのブロック・パークスが激しく首位争いをするなか、王者チームのSERTはパンクで後退します。続いてトラブルに襲われたのは、F.C.C. TSRホンダでした・・・。3時間ほど過ぎたところでホンダCBR1000RRはエンジントラブルが発生。チームはピット作業で多くの時間を失い、21位でレースを終えることになりました・・・。

画像: FIM EWC - 8 Hours of Slovakia Ring - Battle for the lead youtu.be

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その後、同じヤマハ勢のGMT94とYARTの間で首位争いが繰り広げられますが、YARTのヤマハYZF-R1はチェーンアジャスターのトラブル解決のため3周遅れとなり、表彰台を逃すことになりました。YARTの脱落により、4つのチームに表彰台獲得のチャンスがおとずれますが、マコ・レーシングは転倒で脱落。そしてボリジャー・チーム・スイスランドは電気トラブルで後退を余儀なくされます。

画像: スロバキア8時間耐久の表彰台。優勝はGMT94(ヤマハ)、2位はスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム、そして3位はホンダ・エンデュランス・レーシングでした。 www.fimewc.com

スロバキア8時間耐久の表彰台。優勝はGMT94(ヤマハ)、2位はスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム、そして3位はホンダ・エンデュランス・レーシングでした。

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そしてSERTが2位に入りランキング首位を死守。3位には英国をベースとするホンダ・エンデュランス・レージングが入りますが、これは今期彼らにとって嬉しい初表彰台となりました。気になるランキングは、SERTが132ポイントで1位。GMT94がわずか1ポイント差の131ポイントで2位。そして3位にはYARTが105点で続いています。

日本勢のランキングは、今回ノーポイントに終わったF.C.C. TSR ホンダが84ポイントで6位。今回転倒が響いてしまったEVA RT ウェビック トリックスターは1ポイントを稼ぎましたが、54ポイントで10位となっています。

5つのレースでシーズン王者を競うFIM EWCも、7月末の鈴鹿8耐で最後となります。世界耐久レギュラーチームの鈴鹿での戦いぶり、そしてどのチームがタイトルを獲得するのか、注目です!

画像: FIM EWC - 8 Hours of Slovakia Ring - Finish Lane youtu.be

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