ホンダ時代に8耐制覇を実現!
1987年、北アイルランド生まれのレイは、元々モトクロスでモータスポーツに親しんでいました。そんな彼を説得し、ロードレースに転向させたのは友人でもあるライダー、ユージンとマイケルのラバティ兄弟だそうです! 後のSBK3連続タイトル王者を見出したラバティ兄弟の慧眼に、感謝ですね!
しかし、レイが王者になるまでの道のりは平坦ではなく、そして短い距離でもありませんでした。2005〜2007年はホンダからBSB(英国スーパーバイク選手権)に参戦するものの、3年目の2007年のランキング2位がBSBでの最高の結果でした・・・。
2008年は世界スーパースポーツ選手権でランキング2位・・・。2009年からはSBKフル参戦を開始しますが、結局ホンダ時代の2014年まではタイトルを獲得することができずに終わりました。
なお2012年は、秋吉耕佑と岡田忠之と組んでF.C.C.TSR Hondaから鈴鹿8耐に参戦し、見事鈴鹿8耐優勝を成し遂げています!
今年、カワサキで2度目の8耐制覇を達成するか・・・大注目です!
レイの才能が開花・・・そして結実したのは2015年にカワサキへ移籍してからでした! 初年度の2015年から14勝をあげていきなりSBKタイトルを初獲得に成功! 2年目の2016年も見事タイトル防衛を果たし、そして3年目の2017年には16勝・556点という大記録で、SBKの歴史初の3連覇を成功させました!
そしてSBK4連覇を狙う今年・・・レイは久々に鈴鹿8耐に参戦することになりました! 所属するのは過去2年の8耐で勝者ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームに次ぐ2位の座を獲得しているチームグリーンですから、もちろん狙うはその上となる優勝でしょう!
JSB1000を戦う渡辺一馬、そしてBSB(英国スーパーバイク選手権)のスターライダーであるレオン・ハスラムと組んだレイが、8耐仕様のZX-10RRでどのような走りを披露するのか・・・今から楽しみですね!