FIM EWC(世界耐久選手権)2017-2018シーズンの第3戦となるスロバキア・リンク8時間耐久は、ヤマハのオフィシャル系2チームと、F.C.C. TSRホンダ・フランスによる激しい首位争いが展開されました・・・。

ヤマハ対ホンダ・・・の上位4位争い

レース序盤は、YARTヤマハ、TSR、そしてGMT94ヤマハの3チームが僅差でレースを引っ張る展開になりました。YARTとTSRが首位交代を繰り返す間、2時間経過後にはGMT94が上位2台に接近。GMT94は前戦ルマンでは転倒で上位進出を逃しましたが、前期王者チームの強さを見せつけます。

画像: 8 Hours of Slovakia Ring - The start of the race youtu.be

8 Hours of Slovakia Ring - The start of the race

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折り返しの4時間時点では、首位争いはYART、GMT94、TSRの順に。しかし1-3位の差は30秒くらいであり、長丁場の耐久レースですからまだまだ何が起こるかわかりません。そして4時間を過ぎて間もなく、転倒により2台のセーフティーカーが導入されました・・・。

画像: 8 H of Slovakia Ring - Pit Stops youtu.be

8 H of Slovakia Ring - Pit Stops

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1台はなんと首位YARTと2位TSRの間に入ったため、1-2間のギャップは大きく開くことに・・・。一方3位GMT94は、TSRと同一グループになったため楽々と2位との差を詰めることができました。これも耐久レース・・・ですね。またセーフティーカー導入により、4位のホンダ・エンデュランス・レーシングも表彰台争いに加わることになりました。

ブリヂストンタイヤユーザーが今回も優勝!

残り2時間は、YARTとGMT94のヤマハ・オフィシャル・チーム同士が首位争い。TSRは少し遅れての3位走行となりました。その後ピットインのタイミングでGMT94が首位に立ちましたが、再度ピットインでYARTが首位に浮上・・・。残り1時間でYARTがピットインしたためGMT94が首位になりますが、GMT94はあと1回ピットしないといけない状況でした。

最後のピット作業をGMT94が終えてコースに復帰したとき、首位YARTとの差は15秒! 最終的にはこの差を31秒まで広げ、YART、GMT94の順でゴール! 3位はTSRが食い込み、表彰台最後のポジションを確保しました。

画像: 8 Hours of Slovakia Ring - The finish lane youtu.be

8 Hours of Slovakia Ring - The finish lane

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前戦ルマン24時間はTSRの優勝でしたが、今回はYARTが勝利したことで、ブリヂストンタイヤユーザーがFIM EWCで2連勝したことになりました! そしてTSRは年間ポイントで116と首位を守りましたが、GMT94が115とわずか1ポイント差に迫る結果に・・・。

次戦はドイツのオッシャースレーベン8時間が6月7〜9日に開催されます。今期最終戦のコカ・コーラ 鈴鹿8耐までにどのようなランキング状況になるか・・・注目しましょう!

FIM EWC 第3戦スロバキア・リンク8時間
1 YART-Yamaha Yamaha 08:01:37.659
2 GMT94 Yamaha Yamaha 08:02:09.122
3 F.C.C. TSR Honda Honda 08:02:55.164
4 Honda Endurance Racing Honda 08:02:52.843
5 NRT48 BMW 08:03:12.231
6 MERCURY RACING BMW 08:03:01.013

FIM EWC 2017-2018 ランキング(5月13日現在)
1 F.C.C. TSR Honda Honda 116
2 GMT94 Yamaha Yamaha 115
3 Honda Endurance Racing Honda 101
4 WEPOL BMW Motorrad Team by penz13.com BMW 81
5 Mercury Racing BMW 63
6 Suzuki Endurance Racing Team Suzuki 55

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