オートバイ/モーターマガジン社
"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回は20回目の節目となった、1997年(第20回大会)FIM 世界耐久選手権シリーズ第3戦 "スプライト クール"鈴鹿8時間耐久ロードレースを制したホンダRVF/RC45です!
レーシングCBSを武器に進化!
1994年からのスーパーバイクレギュレーションは、フレームやエンジンなどの主要パーツは量産車をベースとしなければならず、改造範囲が1993年までのTT-F1レギュレーションに比べはるかに狭いものでした。1997年型のRVF/RC45は、最高出力160ps以上を発揮。前年の1996年型からは、前後連動ブレーキシステムのレーシングCBS(コンバインド・ブレーキ・システム)を採用。このシステムにより、コーナー手前でのリアブレーキのホッピングを抑えていました。
市販されたエンジンアッセンブリーを組み込むだけで、RVF/RC45(輸出仕様)はプラス30ps以上の最高出力を得ることができました。なお1997年型のワークス車では、170ps以上/14,000rpmの最高出力を発生しています。