"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回はヨシムラに、1980年大会以来の優勝!をもたらしたスズキGSX-R1000です!
ヨシムラ、久々の鈴鹿8耐制覇!
1980年代から長年、スズキのスーパースポーツの看板モデルだったGSX-Rシリーズに、1リッターのモデルが登場したのは2001年のことでした。初代GSX-R1000はGSX-R750をベースにしており、ナナハンエンジンを1mmボアアップ(73mm)。そしてストロークアップで排気量を稼いでいましたが、フルスケールには満たない987.8ccでした。
2005年には、SBK(世界スーパーバイク選手権)をはじめとする、4気筒1,000ccモデルのスーパーバイクレース認可の流れを受けて2度目のフルモデルチェンジを敢行。フルスケールに近い998.6ccを得たGSX-R1000(K5)を武器に、スズキはワークスチームを編成。当時唯一ワークス活動を続けていたドゥカティにSBKでチャレンジして、ワークスライダーに起用したトロイ・コーサーが見事、スズキ初の(そして現時点で唯一の)SBKタイトルを獲得しました。
そして2007年のGSX-R1000(K7)をベースとする8耐マシンを投入したヨシムラは、安定したレース運びでライバルを退け、記念すべき30回大会で久しぶりの優勝を果たしたのです。