"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回はファクトリーとして復帰後、昨年の大会まで2連覇をしているヤマハYZF-R1を紹介します!

2015年(第38回大会) FIM 世界耐久選手権シリーズ第2戦 "コカ·コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレースに勝利したヤマハYZF-R1。全面維新され、ヤマハのMotoGPマシンYZR-M1のテクノロジーをフィードバック。フル電子制御化された。この年、復活したヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームから出場した中須賀克行、ポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミスが優勝。ヤマハにとって1996年以来の栄冠となった。

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2016年(第39回大会) FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦 "コカ·コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレースで連覇を果たしたヤマハYZF-R1。デビュー2年目のYZF-R1は、細部のパーツに至るまで信頼性が向上。鈴鹿8耐ではアレックス・ローズ、中須賀克行、ポル・エスパルガロの3人体制で、218周を走破して連覇。これは2輪シケインが新設されてからの、鈴鹿8耐最多周回数記録となった。

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10年ひと昔とはいいますが、2007〜2008年の「リーマン・ショック」は、世界の金融業界に大打撃を与え、日本の景気後退にも大きく影響を及ぼしたのは記憶に新しいです。日本のモータースポーツ界もその影響とは無縁ではなく、鈴鹿8耐も2009年には初めて決勝の観客数が6万人を下回ってしまいました。

しかし、底を打ってからは徐々に観客数は回復。特にヤマハワークスが8耐に復帰し、現役MotoGPライダーを起用した強力なチームを投入するようになり、より高度なバトルが鈴鹿8耐で見ることができるようになったことが、近年の鈴鹿8耐への注目度アップに貢献しています。

2015年デビューのヤマハYZF-R1は、「サーキットでNo.1」を獲れるマシンをテーマに開発。MotoGPマシンのYZR-M1で培った技術である、6軸姿勢センサーを量産市販車としては初めて採用。さすがにパワーこそはMotoGPマシンのYZR-M1に負けますが、アンチウイリーシステムやトラクションコントロールなど電子制御技術は同様のレベルに仕上げられており、ライバルを圧倒するポテンシャルで2連覇を達成しました。

今年の40回記念大会は、ヤマハYZF-R1の3連覇なのか? それとも新型を投入してくるライバル勢の逆襲か・・・が、大きな焦点となっております。今年のウィナーとしてみなさんに紹介するマシンはどれになるのか・・・楽しみです! 約1ヶ月続いたこの連載も今回が最終回です。みなさまに楽しんでいただけたのであれば、望外の喜びです。ありがとうございました。