今年第40回記念大会を迎える”コカ·コーラ"鈴鹿8耐。この日本一のビッグレースには、数多くの世界ロードレースGP(現MotoGP)王者が参戦しました。8耐を走ったGPチャンピオンを紹介する連載第1回目は、エディ・ローソンです!

初参戦は1980年(第3回大会)!

ヤマハ、ホンダと異なるメーカーで最高峰500ccクラス王者に4度輝き、1992年にはカジバにGP初勝利をもたらしたレジェンドライダーが、エディ・ローソンです。彼が初めて鈴鹿8耐に参戦したのは1980年。それまでFIMカップとして開催された耐久シリーズが、世界選手権に格上げされた記念すべき年でした。

1980年、グレッグ・ハンスフォードと組んで鈴鹿8耐初参戦したローソンは、ウェス・クーリー/グレーム・クロスビー組のヨシムラスズキGS1000Rに次ぐ2位のポジションを、カワサキZ1に乗って獲得しました。なお周回数は、1位と同じ200周でした。 オートバイ/モーターマガジン社

1976年からロードレースを始め、USカワサキの新人ライダーとして1980年のAMAスーパーバイクに参戦(カワサキKZ1000Mk2)。1983年から1993年まで、世界ロードレースGP500ccクラスのレギュラーとして大活躍。なお鈴鹿8耐初参戦時、ローソンは22歳でした。 オートバイ/モーターマガジン社

1990年はヤマハで8耐初制覇!

10年ぶりの鈴鹿8耐参戦となった1990年(第13回大会)では、平忠彦とともにヤマハYZF750を駆り、見事に資生堂TECH21チームに初優勝をプレゼントしています。

1990年のピットイン風景。ヤマハの日本人エースライダー、平忠彦は当時、「今までのペアの中で最も相性の良いライダー。ローソンのおかげです」と、自らの鈴鹿8耐初制覇を助けたローソンに感謝を述べていました。 

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1993年(第16回大会)は辻本聡と組んでホンダRVF750に乗り、1980年以来2度目の鈴鹿8耐2位をゲット。1994年(第17回大会)では永井康友とともにヤマハYZF750で4位に入りました。語呂合わせでもありますが、「ステディ・エディ」と呼ばれるローソンは確かに、鈴鹿8耐でもステディな実績を残しています。

1993年は予選5位から決勝にのぞむものの、ローソンが逆バンクで転倒して優勝争いから後退してしまいます。しかし、しっかり2位でフィニッシュしたのはさすがですね。

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