13日(日)は九州のオートポリスでJSB1000が行われました。この九州の地でグリーン旋風が吹き荒れたのは、カワサキ久々のコカ・コーラ 鈴鹿8耐優勝を願う人々にとって、期待が膨らむ話題と言えるでしょう。

カワサキJSB1000で11年ぶりの優勝!

オートポリスでの全日本JSB1000は、予選で今期絶好調の中須賀克行(ヤマハ)がコースレコードを樹立(1分46秒909)。これは予選2位に2秒近い差をつける脅威のペースで、ドライのままであれば中須賀が連勝記録を更新・・・と誰もが思ったでしょう。

しかし、予報どおり日曜日は雨・・・。霧が発生しやすいオートポリスということもあり、なんだかんだで決勝スタートが12時半までずれ込むことになりました。

決勝前の12:20にピットはクローズになるのですが・・・このとき路面はウェットパッチが各所に残る状態・・・。タイヤ選択が非常に難しい状況ですが、このときの選択が今回のレースの明暗を分けることになりました。

決勝スタート前のグリッド。タイヤ選択に悩むマシンが多く、グリッドに空きが目立ちます・・・。

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結局、中須賀をはじめ予選上位は無難にウェット系のタイヤを選択。そして予選ふるわなかったチームはドライ系のタイヤを選択するという「賭け」に出ました。

序盤は中須賀(ヤマハ)、高橋巧(ホンダ)、渡辺一樹(スズキ)、秋吉耕佑(ホンダ)が先頭集団を形成します。

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序盤はウェット系をチョイスした予選上位勢がレースをリード・・・。しかし悪天候で15周に短縮されたレースの中盤、ドライ系のタイヤをチョイスした渡辺一馬(カワサキ)が先頭集団より2〜3秒速いペースでメキメキと順位を上げてきました!

残り7周、1分55秒台のタイムで上位3台を追い上げる渡辺一馬(カワサキ)。

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一気に3位の渡辺一樹(スズキ)、2位の中須賀(ヤマハ)をパスした渡辺一馬は、残り5周、3秒ちょっとの差で首位を走る高橋巧(ホンダ)を猛追します! そして渡辺一馬はアッサリと高橋巧を抜き上位に浮上! さらにドライ系タイヤを同様に履くチームメイトの松﨑克哉も、高橋巧を抜いてカワサキの1-2体制を築きます。

上位2台はそのままの順位でゴール! カワサキにとってはかな〜り久々の全日本最高格式のレースでの勝利を1-2で飾ることに成功しました! 

今回のオートポリスは2&4方式のイベントだったので、会場に居合わせた日本一速い男、でおなじみの星野一義もカワサキの勝利を祝福しました・・・。なんで星野氏が? と思われる若いファンも多いかもしれませんが、氏は2輪時代カワサキのモトクロス契約ライダーとして活躍したキャリアを持つ、カワサキOBのひとりなのです!

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残りの時間でドライでの格差をどれだけ詰められるか・・・期待しましょう!

JSB1000初優勝の渡辺一馬ですが、タイヤチョイスによる勝利であることは当人が一番冷静に受け止めているようでした。

2018 MFJ SUPERBIKE : Autopolis Rd3 2&4 Race JSB1000 After The Race Interview

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鈴鹿8耐でパートナーとなるレオン・ハスラムは先日のBSB(英国スーパーバイク選手権)でパーフェクトウィン、同じくジョナサン・レイは現地時間13日のSBK(世界スーパーバイク選手権)イモララウンドでパーフェクトウィン・・・。そして渡辺一馬が全日本JSB1000で優勝したので、カワサキファンとしては期待が高まるところですが、ドライコンディションでの中須賀(ヤマハ)との差を縮めないことには、待望の鈴鹿8耐優勝は難しいでしょう・・・。

2年連続鈴鹿8耐2位のチームグリーンが、もっと眺めの良い景色を満喫する・・・表彰台のてっぺんに上るためにはまだまだハードワークが必要でしょう。しかし、しばらくは英国・イタリア・日本でのカワサキ製スーパーバイクの活躍に酔いしれても良いと思います! 7月末に向けて、世界各国のスーパーバイククラスのレースから目が離せませんね!

2018 Rd.3 オートポリス JSB1000 決勝

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