日本初の本格的な国際レーシングコースとして開場した鈴鹿サーキットは、2012年に50周年を迎え、次の50年に向けてスタートしました。鈴鹿サーキットは、この歴史的価値を絶やすことなく維持し続けるために、モータースポーツが持つ貴重な歴史にスポットライトを当てた本ヒストリックイベントを、2015年より開催しています。
「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017」では、国内はもとより世界のモータースポーツシーンに影響を与えた2輪、4輪のレーシングマシンが集結し、さらにレジェンドドライバー、ライダーたちが、様々なカテゴリーのヒストリック・レーシングマシンを走らせるイベントです。
RICHARD MILLE(リシャール・ミル)について
幾多のラグジュアリーブランドでマネージメントを務めたリシャール・ミル氏が「腕時計のF1」をコンセプトに設立した、スイスの高級時計メーカー。2001年に発表した最初のモデル『RM 001トゥールビヨン』から現在まで、70種を超えるモデルから成るコレクションには、技術と新しいアイディアの最も優れた面、着け心地の良さを徹底的に追求したデザイン、オート・オルロジュリーの伝統を踏まえた手作業による仕上げが施され、F1や航空宇宙産業において使われる技術と素材を採用し、妥協や見せかけの技巧を全て排除した究極の時計作りを目指しています。
リシャール・ミル氏自身が、自らステアリングを握り、ル・マン・クラシックなどにも出場する生粋のエンスージァストということもあり、ヒストリックカーやモータースポーツとの関係も深く、2年に一度ル・マン・サルト・サーキットを使用して行われるヒストリックカーレース『ル・マン・クラシック』のほか、フランスのドメーヌ・ドゥ・シャンティイで2014年からスタートしたコンクールデレガンス『シャンティイ・アート&エレガンス』といった、ヒストリック・イベントへのスポンサードを展開。2016年の本イベントでは、リシャール・ミル氏の個人コレクションであり、チャンピオン・マシンでもある1973年型のティレル006と1975年型のフェラーリ312Tを自らがドライブしました。
またこのイベントでは、懐かしのF1サウンドを響かせる、FIA MASTERS HISTORIC FORMULA ONE CHAMPIONSHIPのエキシビションレースも開催されます!
このイベントでは、往年のF1マシン10台によるエキシビションレースを開催。選手権同様のクラス分けは行わず、11月18日(土)はスペシャルステージ方式で1台ずつのタイムアタック走行を実施、19日(日)はローリングスタートでのエキシビションレースを開催します。
FIA MASTERS HISTORIC FORMULA ONE CHAMPIONSHIP(FIAマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ1選手権)とは
2017年シリーズは4月にスペイン・バルセロナで開幕し、10月の最終戦ポルトガル・エストリルまで計8戦で競われる、FIA(国際自動車連盟)格式のヒストリックF1シリーズ。
1966年から1985年の間にF1世界選手権シリーズに参戦した、3リッターエンジンを搭載する車両が参戦可能で、エンジン・マシンは当時のオリジナルである必要がある。なお、コスワース・DFVエンジン(3リッター・V型8気筒)を使用している車両はエンジンの回転数が、10,000回転に制限される。また、グラウンドエフェクトの有無、年式などによって四つのクラスに区分される。
■ジャッキー・スチュワートクラス:1972年末までに製造されたF1マシン
■エマーソン・フィッティバルディクラス:1973年以降に製造された非グランドエフェクトF1マシン
■パトリック・ヘッドクラス:1973年以降に製造されたグランドエフェクトF1マシン
■ニキ・ラウダ・クラス:1973年以降に製造されたフラットボトムのF1マシン
また、参加ドライバーは国際C級ライセンス以上の保持者であることが義務付けられている。
コレクターでもあるマシンオーナーなどがステアリングを握り、往年のF1マシンが懐かしのサウンドを響かせ、鈴鹿サーキットを駆け抜けます。
開催時間、来場マシンの詳細は、決定次第のご案内になるのでお楽しみに!なお、前売チケットは9月17日(日)より販売開始予定しています。
RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017
開催日: 2017年11月18日(土)・19日(日)
※11月17日(金)テストデー
開催場所: 鈴鹿サーキット国際レーシングコース&パドック
開催マシンカテゴリー
<カテゴリー1> LEGEND of Formula1
今もなおF1グランプリを開催する鈴鹿サーキット。世界有数のクラシカルサーキットにおいて、レジェンドFormula1のサウンドが響き渡る。
<カテゴリー2> GroupC
メーカーの威信をかけて開発されたモンスター“GroupC”。今なお伝説として語られるマシンたちが、現代の鈴鹿サーキットに復活。
<カテゴリー3> 60年代のレーシングマシン
1962年、日本初の本格的な国際レーシングコースとして鈴鹿サーキットが誕生。創生期の鈴鹿サーキットを駆け抜けた名車たちが再び鈴鹿サーキットに戻ってきます。
<カテゴリー4> モーターサイクルの原点
60年代から70年代にかけて、日本のモーターサイクルスポーツを支えた2輪の貴重な名車が素晴らしいサウンドを奏でます。
<スペシャルカテゴリー> Masters Historic Formula1 Exhibition
ヨーロッパで開催されているFIA Masters Historic Formula1 Championshipとコラボレーションし、レジェンドF1 約10台によるエキシビションを開催。他、総数300台を超えるヒストリックレーシングマシンが集結いたします。