今年の"コカ・コーラ"鈴鹿8耐で、4度目の優勝を目指す名門F.C.C. TSR ホンダから出場予定だった元Moto2王者、ステファン・ブラドルですが、残念ながら病気で欠場・・・が決まりました。

その代役には、ジョシュ・フックを起用!

ブラドルは7月24日(月)より体調不良により入院しましたが、25日(火)の午前中に担当医より中耳炎と診断されてしまいました。そして日本への渡航に対してドクターストップがかかってしまいます・・・。下記引用は、ブラドルから日本のファンへのコメントになります。

鈴鹿8耐に参戦することを1年間心待ちにしていただけに、今回参戦できなくなったことを非常に残念に思います。不運にも、内耳・鼓膜が炎症を起こしていて、医者から飛行機に乗るべきではないと診断されました。鈴鹿でのテストを通じて、確かな手ごたえを感じていただけに本当に残念に思います。TSRのチームスタッフ・ライダー、Hondaチームのみんなが鈴鹿8耐本番で良い結果を得られるように心から応援しています。

先日の合同テストでのS.ブラドル。SBK(世界スーパーバイク選手権)で苦戦中の憂さを、鈴鹿8耐で晴らしてくれることが期待されたのですが・・・。

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ブラドルの代役に起用されたのは、伊藤真一が属するチーム SuP ドリーム ホンダから出場予定だったジョシュ・フックです。チーム SuP ドリーム ホンダはリザーブライダーのダミアン・カドリンを第3ライダーに登録し、伊藤とグレッグ・ブラックとともに決勝を戦うことになります。

チーム SuP ドリーム ホンダから、ブラドルの代役としてF.C.C. TSR ホンダで今年戦うことになったJ.フック。2015年の鈴鹿8耐では、F.C.C. TSR ホンダのCBR1000RRを、2位表彰台に導いています。

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ライダーの入れ替えがあったこの2チームのライダーたちは、今回加入のランディ・ドゥプニエを除けば皆F.C.C. TSR ホンダでFIM EWC(世界耐久選手権)を戦ったことがある、いわば「同族」です。F.C.C. TSR ホンダの耐久の戦い方を熟知しているJ.フックの代役起用は、結果的にはF.C.C. TSR ホンダにとっては戦力アップになるのかもしれませんね。

ブラドルの走りを見ることができないことは残念ですが、耐久スペシャリストを揃えることになったF.C.C. TSR ホンダとチーム SuP ドリーム ホンダが本番でどのようなパフォーマンスを魅せるか・・・期待しましょう!