ヤマハの連覇を、HRCは阻むことができるか!?
今年の全日本JSB1000の開幕戦であるツインリンクもてぎは、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのエースである中須賀克行がHRCのエース高橋巧とのバトルを制して2つのレース優勝! 昨年度のJSB1000王者でヤマハの鈴鹿8耐4連覇の立役者が、今年も強い! という印象を残しました。
しかし第2戦の鈴鹿2&4では、HRCの高橋が2レースともに独走優勝! 中須賀はレース1で転倒!! レース2ではなんとか2位に踏みとどまりましたが、今年のHRCのホンダCBR1000RR SP2と高橋の組み合わせは、かなり高いポテンシャルを有していることが証明された格好になりました。
そして迎えた第3戦SUGO・・・ここでも高橋は予選から好調ぶりを見せ、唯一の1分25秒台の走りで新コースレコードを刻むとともにポールポジションを獲得。そして25日(土)のレース1では26台をコンスタントにマークし、見事ポールトゥウィンで3連勝を記録しました。

ホンダCBR1000RR SP2を駆る、HRCの高橋巧。
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土曜日のレース1、2位争いはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム同士の一騎打ち! 左が3位の野左根 航汰、右が2位の中須賀克行。
www.mfj.or.jp日曜日のレース2も、ポールポジションから高橋が独走という展開に! 中盤以降、中須賀がペースアップを試みて高橋にプレッシャーをかけますが、リードをキープしてそのまま4連勝を達成しました。今年もHRCの鈴鹿8耐メンバーとなるであろう高橋ですが、この好調ぶりはホンダファンにはとても頼もしく映ることでしょう。
気になるのは、HRCのチーム編成ですね・・・
今年の"コカ・コーラ鈴鹿8耐"は、KRT=カワサキ・レーシング・チーム、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム、そしてHRCの"3大ワークス"がチームが優勝候補・・・と見る向きが多いです。そしてカワサキ、ヤマハはすでに起用するライダーを発表済みですが、ホンダ=HRCはまだ未発表です・・・。
国内エースの高橋巧を軸に編成されるのは間違いないでしょうが・・・残る2人は? HRC契約でSBK(世界スーパーバイク選手権)にモリワキ・アルティア・ホンダ・チームから参戦している清成龍一、そして鈴鹿8耐参戦実績があるMotoGPライダーの中上貴晶およびカル・クラッチロー・・・?

日本人として現在唯一、MotoGPクラスに参戦する中上貴晶(ホンダ)。
www.honda.co.jpいずれにしよ、時が経てばその陣容は明らかになりますが、その時までは誰がHRCの鈴鹿8耐メンバーになるのか・・・想像して楽しみましょう!