今年の鈴鹿8耐は、4連覇中のヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのほか、KRT(カワサキレーシングチーム)、そしてTeam HRCがファクトリー体制で対決することが最大の注目点になっています。すでにヤマハとカワサキは起用するライダーを公表してますが、先ほどホンダから今年度参戦体制が明らかにされました。

12日はヨシムラが参戦体制を発表!

鈴鹿8耐で戦い続けるトッププライベーターのヨシムラは、長年使っているゼッケン「12」にちなみ6月12日(水)に参戦体制を発表しました。今年ヨシムラに移籍し全日本JSB1000に参戦する加賀山就臣、昨年も起用されたシルバン・ギュントーリ、そしてヨシムラ2年目となるJSB1000ライダーの渡辺 一樹の3名が、ヨシムラスズキMOTULレーシングのスズキGSX-R1000で戦います!

画像: 加賀山 就臣(右)は、ヨシムラライダーとして9年ぶりの鈴鹿8耐参戦。2007年のヨシムラ3度目の鈴鹿8耐優勝を知る男が、3大ファクトリー相手にどのような戦いをみせるか・・・注目です! www.yoshimura-jp.com

加賀山 就臣(右)は、ヨシムラライダーとして9年ぶりの鈴鹿8耐参戦。2007年のヨシムラ3度目の鈴鹿8耐優勝を知る男が、3大ファクトリー相手にどのような戦いをみせるか・・・注目です!

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Team HRCは、チーム名「Red Bull Honda」で鈴鹿8耐に参戦!

今年の全日本JSB1000で現在ランキングトップの高橋巧を擁するHRCは、昨年同様レッドブルをスポンサーに迎え「Red Bull Honda」の名で鈴鹿8耐に参戦することを公表しました。昨年同様1台体制で、伝統の「33」番をゼッケンに使用します。

画像: 昨年度HRCは「レッドブル・ホンダwith 日本郵便」というチーム名で参戦(ゼッケン33)。 www.honda.co.jp

昨年度HRCは「レッドブル・ホンダwith 日本郵便」というチーム名で参戦(ゼッケン33)。

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近年の鈴鹿8耐はライダー3人体制を最適解とするチームが多く、そして安定感とスプリント能力の高いライダーを3人集めることが勝利へのセオリー化しているので、優勝を義務つけられているようなファクトリーチームのライダー選定はライダー2人体制時代よりもはるかに難しくなっています。

HRCも誰を高橋と組ませるか・・・には非常に悩んだと思われますが、今年SBK(世界スーパーバイク選手権)を走る、鈴鹿8耐4勝の実績をもつ清成 龍一と、2011年のMoto2王者で現在HRC契約MotoGPテストライダーのステファン・ブラドルが選ばれることになりました。マシンはホンダCBR1000RR SP2をベースとしたワークスマシン「CBR1000RRW」です。

画像: 今年のJSB1000で絶好調の高橋巧と、ホンダCBR1000RRW。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの鈴鹿8耐同一チーム5連覇を阻止することが、今年のミッションとなります。 www.honda.co.jp

今年のJSB1000で絶好調の高橋巧と、ホンダCBR1000RRW。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの鈴鹿8耐同一チーム5連覇を阻止することが、今年のミッションとなります。

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そのほかのホンダ勢は、FIM EWC(世界耐久選手権)で2シーズン連続タイトル獲得に挑むF.C.C. TSR ホンダ フランス(フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ)、JSB1000に参戦中の秋吉耕佑と羽田大河に、Moto2クラス参戦中の長島哲太を加えたau・テルル SAG RT。

そしてKYB モリワキ レーシングはJSB1000に参戦する高橋裕紀と、全日本ST600参戦中の小山知良の組み合わせ。ムサシ RT ハルクプロは、JSB1000参戦中の水野涼に、BSB(英国スーパーバイク選手権)に参戦するチャビ・フォレスが組みます。

これらHRC以外のホンダ系4チームに、どれだけ戦闘力の高いマシンが供給されるのか・・・? その仕上がり次第によっては、3大ワークスを脅かすような展開も期待できるかもしれません。来月行われる、7月9日〜11日の第1回公式合同テスト、7月24日〜25日の第2回公式合同テストで、各チームがどのようなタイムを記録するか・・・注目しましょう!

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