"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回は1979年(第2回大会)第2回インターナショナル鈴鹿8時間耐久オートバイレースに勝利したホンダのファクトリーマシン、CB900Fです!

RCBに代り登場したファクトリー耐久レーサー!

画像: ヨーロッパでの耐久選手権で、その強さから不沈艦とも呼ばれたHonda RCB。そのテクノロジーをフィードバックして市販されたのがCB900FでDOHCエンジンを搭載。Hondaの、新たな4ストロークマシンの時代を開いた1台。 www.suzukacircuit.jp

ヨーロッパでの耐久選手権で、その強さから不沈艦とも呼ばれたHonda RCB。そのテクノロジーをフィードバックして市販されたのがCB900FでDOHCエンジンを搭載。Hondaの、新たな4ストロークマシンの時代を開いた1台。

www.suzukacircuit.jp

1979年の大会は、鈴鹿8耐に出場できるTT-F1クラスのレギュレーションが変更され、一般市販車のエンジンブロックを使用することが義務付けられました。ホンダのそれまでのファクトリー耐久レーサー、RCBはこれに合致しないため、新たに1978年発売のCB900Fがベースモデルになったわけです。

画像: トニー・ハットン(写真)/マイク・コール組のホンダCB900F。197周、平均時速147.73km/hを記録し、ホンダ勢の大勝利を飾りました。 オートバイ/モーターマガジン社

トニー・ハットン(写真)/マイク・コール組のホンダCB900F。197周、平均時速147.73km/hを記録し、ホンダ勢の大勝利を飾りました。 オートバイ/モーターマガジン社

欧州耐久選手権で大活躍したRCBのノウハウを投入して開発された量産車であるCB900Fをベースとするファクトリー耐久レーサーは、この年の鈴鹿8耐久に4台が投入されます。アメリカホンダ、RSC(現在のHRCの前身)、ホンダオーストラリア、ホンダブリテンの4チームの必勝体制が功を奏し、豪州チームのT.ハットン/M.コール組が優勝。2位も英国チームのロン・ハスラム/アレックス・ジョージ組が入り、前年のヨシムラに負けた雪辱を見事晴らしたのでした。

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