TT-F1カテゴリーで活躍したマシン
![画像: Honda CB900Fをベースにファクトリーチューンされた1台。洗練された直列4気筒エンジンをむき出しに搭載したそのフォルムは、いまもなお耐久ファンの間では絶大な人気を博している。チームはホンダフランス。 www.suzukacircuit.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783079/rc/2017/04/03/f502b64f2d49d40a5239e3f2464d4a18784ebf53_xlarge.jpg)
Honda CB900Fをベースにファクトリーチューンされた1台。洗練された直列4気筒エンジンをむき出しに搭載したそのフォルムは、いまもなお耐久ファンの間では絶大な人気を博している。チームはホンダフランス。
www.suzukacircuit.jp1979年の鈴鹿8耐で使用されたホンダCB900Fベースの耐久レーサーは「CB900F改」などの呼称が用いられていましたが、1980年型から正式名称RS1000が使われることになります。HRCの前身であるRSCからキットパーツ、またはコンプリートとして販売されたRS1000は、ファクトリーとプライベーターの手によって、世界耐久選手権で活躍しました。
![画像: 空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ999.36ccと、エンジンは規定いっぱいまで排気量を確保。最高出力は130馬力以上/9,500rpm、最大トルクは10kgm/7,500rpmと公表(1981年型)。なお、ホンダがV4に主戦を移す前には、135ps/11,500rpmまでRS1000はチューンされていたと言われる。 オートバイ/モーターマガジン社](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783079/rc/2017/04/03/19c73193c9aa5c96acb2a1399224fd3aedc98d5a_xlarge.jpg)
空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ999.36ccと、エンジンは規定いっぱいまで排気量を確保。最高出力は130馬力以上/9,500rpm、最大トルクは10kgm/7,500rpmと公表(1981年型)。なお、ホンダがV4に主戦を移す前には、135ps/11,500rpmまでRS1000はチューンされていたと言われる。 オートバイ/モーターマガジン社
![画像: RS1000は、スーパーバイクレギュレーションより車体の改造の自由度が高かったTT-F1規定で作られている。フレームはCB900F同様ダブルクレードル式だが、RS1000用はクロモリ鋼製で、形状もCB900F用とは異なる。フロントフォークのアクスルホルダーは、タイヤ交換に有利なクイック式。リアスイングアームはアルミ合金製。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783079/rc/2017/04/03/214e699b549e8877e4fe38bef33da50632495535_xlarge.jpg)
RS1000は、スーパーバイクレギュレーションより車体の改造の自由度が高かったTT-F1規定で作られている。フレームはCB900F同様ダブルクレードル式だが、RS1000用はクロモリ鋼製で、形状もCB900F用とは異なる。フロントフォークのアクスルホルダーは、タイヤ交換に有利なクイック式。リアスイングアームはアルミ合金製。
量産車CB900Fよりも67kgも乾燥重量が軽い(165kg)RS1000は、耐久レースだけでなく当時のそのほかのTT-F1規格のロードレースでも活躍しています。1981年の鈴鹿8耐では、マイク・ボールドウィン/デビッド・アルダナ組が見事優勝を飾っています。