2018年7月24日追記:2017年4月11日に公開されたコンテンツを一部更新しました。
今回は、スペアマシン(Tカー)についてのお勉強
さぁ、今回も用語についてお勉強しましょう。
モーターサイクルのレースではどうやら本番に“スペアマシン”を用意しても良いそうです。鈴鹿8耐においても“スペアマシン”の使用は可能のようです。そこで鈴鹿8耐のルールをいろいろと調べていたら、やたらと“スペアマシン”(Tカー)と表記されています。カッコ“Tカー”。
ん?“Tカー”ってなんの略?
とっても素朴な疑問ですが、なんだかとっても気になる。ちなみに鈴鹿8耐では“スペアマシン”は何台まで用意して良いのでしょう??たくさんスペアがあれば万が一のことがあっても安心ですし・・・ってそんなセレブなチームあるのかしら?(笑)
ということでさっそく聞いてみましょう!教えて、8耐マスター 宮﨑さ〜ん
1チーム2台までの登録が可能です
はいはい、Tカーというのは、1908〜1927年に米フォードから生産された、世界初の量産大衆車・・・あ、それはモデルTでしたね。失礼しました〜。
T-car=Tカーというのは、いわゆるスペアカーのことで、「T」はトレーニングまたはテンポラリーの略、はたまた飛行機のトレーナー=練習機の略、など諸説あります。
ただ、EWC=世界耐久選手権を統括するFIMのレギュレーションブックを見ると、スペアマシンとか、2ndモーターサイクルとかそういう表記がされていて、T-carという表記は使っていないですね。日本人の感覚ですと、2輪車も4輪車も「クルマ」という言葉使いますが、彼の地では2輪車にCarといういう言葉を使うのはヘン、という感覚なのでしょう。
でも・・・やっぱりオレたち日本人!ということで、スペア・マシンのことはTカーって読んでしまいますね(笑)。鈴鹿8耐ではスペアマシン1台を使えるので、1チーム2台登録することができます。ただしスペアマシンを使うときには、止むを得ない事情がないと許可されません。
なお本番用マシンからスペアマシンに変えるときは、「変更用手数料」が必要になります。さて、おいくらだと思いますか?
鈴鹿8耐まるごとハウマッチ!?
スペアマシンを使うときは、当然チームとしては想定外の事態が起きたときです。もしスペアマシンを本戦で使っているときは、何が起こったのか? 注目してみるといいでしょう。