"コカ·コーラ"鈴鹿8耐の歴史のなかで、多くの人々の記憶のなかに残るマシンたちを紹介する連載です。今回は1998年大会に、4位入賞したカワサキZXR-7RRです!

ホンダ勢の表彰台独占は阻めず・・・

1998年はホンダ創立50周年という記念すべき年でした。この年の鈴鹿8耐でホンダは、昨年度優勝コンビの伊藤真一/宇川徹組をはじめ、セテ・ジベルノー/アレックス・バロス組、武田雄一/加藤大治郎組、コーリン・エドワーズ/岡田忠之組などにRVF/RC45を供給。必勝体制でのぞみました。

ポールポジションは計時予選・スペシャルステージともにトップタイムをマークした伊藤/宇川組が獲得。対抗するライバル勢は、ヤマハのYZF750に乗る芳賀紀行/サイモン・クラファー組が予選2番手。カワサキZXR-7RRのニール・ホジソン/井筒仁康組が予選3番手を獲得しました。

画像: 惜しくも表彰台には届かなかった、1998年大会4位の武石/芹沢組のカワサキZXR-7RR。 ©オートバイ/モーターマガジン社

惜しくも表彰台には届かなかった、1998年大会4位の武石/芹沢組のカワサキZXR-7RR。 ©オートバイ/モーターマガジン社

決勝レースは、上位陣にトラブルが続出。ノートラブルで212周を走りきった伊藤/宇川組が同一ペアによる鈴鹿8耐史上初の連覇を見事達成。2、3位にも首位と同一周回でS.ジベルノー/A.バロス組、C.エドワーズ/岡田組が入り、アニバーサリーイヤーの鈴鹿8耐の表彰台を独占しています。

KRT=カワサキレーシングチームはN.ホジソン/井筒組のほか、武石伸也/芹沢太麻樹組とオージー・コンビのマーティン・クラジール/デーモン・バックマスター組にワークスZXR-7RRを託す3台体制で勝利を目指しました。武石/芹沢組は武石がレースウィーク中に左足を負傷しながらの戦いでしたが、レース終盤までホンダRVF/RC45軍団に食い下がる力走をみせました。

惜しくも武石/芹沢組は、首位から1週遅れの4位で表彰台獲得はならず・・・。そのほかZXR-7RR勢は、M.クラジール/D.バックマスター組が5位、N.ホジソン/井筒組が7位で完走しています。

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