F.C.C. TSRホンダは残念ながら、トラブルで後退しました・・・
フランスをベースとするGMT94は、デビッド・チェカ、ニコロ・カネパ、マイク・ディ・ミリオの3名でチームを編成。レースはまず、SERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)のヴァンサン・フィリップのホールショットで幕を開けますが、その後首位争いを展開したのは2人のオーストラリア人ライダーたちでした。
F.C.C. TSRホンダのジョシュ・フックと、オーストリアをベースとするYARTヤマハのブロック・パークスが激しく首位争いをするなか、王者チームのSERTはパンクで後退します。続いてトラブルに襲われたのは、F.C.C. TSRホンダでした・・・。3時間ほど過ぎたところでホンダCBR1000RRはエンジントラブルが発生。チームはピット作業で多くの時間を失い、21位でレースを終えることになりました・・・。
その後、同じヤマハ勢のGMT94とYARTの間で首位争いが繰り広げられますが、YARTのヤマハYZF-R1はチェーンアジャスターのトラブル解決のため3周遅れとなり、表彰台を逃すことになりました。YARTの脱落により、4つのチームに表彰台獲得のチャンスがおとずれますが、マコ・レーシングは転倒で脱落。そしてボリジャー・チーム・スイスランドは電気トラブルで後退を余儀なくされます。
そしてSERTが2位に入りランキング首位を死守。3位には英国をベースとするホンダ・エンデュランス・レージングが入りますが、これは今期彼らにとって嬉しい初表彰台となりました。気になるランキングは、SERTが132ポイントで1位。GMT94がわずか1ポイント差の131ポイントで2位。そして3位にはYARTが105点で続いています。
日本勢のランキングは、今回ノーポイントに終わったF.C.C. TSR ホンダが84ポイントで6位。今回転倒が響いてしまったEVA RT ウェビック トリックスターは1ポイントを稼ぎましたが、54ポイントで10位となっています。
5つのレースでシーズン王者を競うFIM EWCも、7月末の鈴鹿8耐で最後となります。世界耐久レギュラーチームの鈴鹿での戦いぶり、そしてどのチームがタイトルを獲得するのか、注目です!