残り1時間半で、勝敗を左右するドラマが・・・
第3戦スロバキアリンク8時間終了時点で、FIM EWCのランキングは1位がSERT(スズキ・エンデュランス ・レーシング・チーム、2位がチームSRCカワサキ フランス カワサキ、3位がヤマハ系プライベーターのWEPOLレーシング、4位がYARTヤマハ、そして5位にF.C.C. TSRホンダ フランス ホンダと、6位にホンダ・エンデュランス ・レーシングとホンダ勢が続く・・・という状況でした。
このオッシャースレーベン8時間も、4大メーカーのオフィシャルチームが優勝候補となりましたが、レース残り1時間半という時間帯に起こったドラマにより、それぞれのチームの明暗が分かれることになったのです・・・。
この時点で、トップに立っていたのはヤマハのオフィシャルチームのYARTヤマハで、2位に約7秒の差をつけていました。しかし、ヤマハYZF-R1のエンジンがトラブルにより炎上! 儚くも優勝戦線からの脱落を強いられてしまいました・・・。
さらに元MotoGPライダーのランディ・ドゥ・プニエとヨニー・ヘルナンデスを擁し、速さを今シーズン見せつけてきたホンダ・エンデュランス ・レーシングも転倒! 大幅に順位を落としてしまうことになりました。
ランキング首位には、チームSRCカワサキ フランス カワサキが浮上!
そして昨年度のオッシャースレーベン8時間を制したF.C.C. TSR ホンダ フランスのCBR1000RR SP2が見事今年の大会も優勝! 2位にはチームSRCカワサキ フランス カワサキ。3位にはヤマハ系プライベーターのVRD イゴール・ピエール・エクスペリエンスが、大健闘の表彰台獲得という結果になりました。
SERTは転倒を2回しながらも、なんとか10位でフィニッシュ。首位に5ポイント差のランキング2位に踏みとどまり、最終戦となる鈴鹿8耐に挑むことになりました・・・。なお3位までランキングを上げたF.C.C. TSR ホンダ フランスと首位チームSRCカワサキ フランス カワサキのポイント差は23・・・。逆転でのタイトル防衛はなかなか厳しい状況ですが、何が起こるのかわからないのが耐久レースの醍醐味です。今シーズン最終決戦・・・鈴鹿8耐に注目しましょう!
FIM EWC 第4戦 オッシャースレーベン8時間 決勝
1 F.C.C. TSRホンダ フランス ホンダ EWC 308周
2 チームSRCカワサキ フランス カワサキ EWC 307周
3 VRD イゴール・ピエール・エクスペリエンス ヤマハ EWC 304周
4 モト・アイン ヤマハ SST 303周
5 ファニー ガストロBMWモトラッド by マーキュリーレーシング BMW EWC 301周
6 Wójcik レーシングチーム 2 ヤマハ SST 301周
FIM EWC 2018-2019 ランキング ※第4戦終了時
1 チームSRCカワサキ フランス カワサキ 132
2 SERT スズキ 127
3 F.C.C. TSRホンダ フランス ホンダ 109
4 WEPOLレーシング ヤマハ 101
5 YARTヤマハ ヤマハ 88
6 ホンダ・エンデュランス ・レーシング ホンダ 79